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【学生×企業】ピコトン代表が学生プロジェクトを応援

島根県立吉賀高等学校×法政大学キャリアデザイン学部

総合的な探究の時間「アントレプレナーシップ教育」へ協力

島根県立吉賀高等学校 のプロジェクト参加者

法政大学キャリアデザイン学部と島根県立吉賀高等学校の学生が協力して行っているアントレプレナーシップ教育プロジェクトに私、(株)ピコトン代表取締役の内木が協力しました。

まず吉賀高校の学生が「地域の子どもたちのために考えた参加型イベント」をプレゼン。

それに対し、キッズイベント企画を数多く経験している「子どもとイベントのプロ」の立場から、私がアドバイスするという内容です。

高校生たちが企画したのは「昔の遊びを取り入れた障害物リレー」。

障害物リレーを検討中の図
障害物リレーの企画図

コマなど昔の遊びを取り入れることで、地域の元気な高齢者を巻き込みたいという意図で、設計図を描きながら話し合いました。

決められた時間内で、6~12才という幅広い年齢層が楽しめるように考えられていました。

私が特に印象に残ったのは、学生たちが「人との繋がり。人々の笑顔を増やしたい!」「笑顔は伝染する。子供がのびのび育つ環境を作る」という大きな目的を口にしていたことです。

イベントを企画運営する上で、細かなテクニックや気をつける点は多々ありますが、「イベントの目的」が明確であることが大切です。企画がブレず、迷ったときの判断が速くなります。

特に子ども向けイベントにトラブルはつきものです。いくら予行練習を行っても、想像を超える動きをするのが子どもです。

しかし、「何かしらトラブルはあるだろう」という前提で準備を行い、スタッフひとり一人が「それはみんなの笑顔に繋がるか?」という判断基準を持ち、その場その場で判断していけばきっと良いイベントになるはず、と伝えました。

また、今回は地域の大人たちが長年行っているプロジェクトの一部ということでしたので、「広い視点を持つ大切さ」も伝えました。

「任されたイベントはプロジェクト全体のどんな位置にあるのか?」

「5年後もプロジェクトに関わっているとしたら、どんなことをしているか?」

「プロジェクトを運営している方は、どんな想いや目的を持って行っているのか?」

「もし君がプロジェクトのトップだったら、高校生がどういう提案を持ってきたら驚くか?」

「もし君が市長だったら、どんなことをしたら地域の未来のためになるか?」

これは社会人になり仕事を行うときにも大切な視点です。

例えばお客さんから具体的な仕事の依頼があったときに「その先の目的は何か?」「要望を達成したときに、どうなっていたら最高なのか?」を考えて仕事をする人と、言われたことしかしない人と、次に依頼したくなる人はどちらかは明白ですね。

「笑顔を増やすという素晴らしい目標があり、一部とはいえ長年続くプロジェクトを任されたのだから、広い視点を持ち、失敗を恐れずに、大人たちの度肝を抜くプロジェクト提案を期待しています」と伝え、対話を終えました。

アントレプレナーシップ教育が行われている高校があることと、それをサポートする大学生たちという取組があることに、教育の希望を感じた貴重な経験でした。

ピコトンを見つけて声をかけていただいた法政大学キャリアデザイン学部の村上さん滝谷さんへ感謝します。

アントレプレナーシップ教育とはの図

プロジェクト詳細サイト:都鄙間高大協働研究活動

2022/02/10